公益財団法人 日本海事科学振興財団(船の科学館)などから、収蔵品の帆船模型の修復、また模型の調査や製作の照会を受けて、対応できる範囲で協力しています。
期間 | 協力先 | 協力内容 |
2017年3月- 2019年4月 |
カトリック長崎大司教区 |
大村天主堂キリシタン博物館展示の帆船模型「サン・フェリペ号」の製作依頼 2017年3月にカトリック長崎大司教区から国宝・大浦天主堂キリシタン博物館に展示するためにキリスト今日禁教の起点となったスペインのマニラガレオン「サン・フェリペ号」の正確な考証にもとづく模型製作依頼を受けた。 *大浦天主堂は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の12の構成資産のひとつとして、2018年度のユネスコ世界文化遺産に登録された。 当会の活動として9名のプロジェクト・チームを結成して共同製作に着手、2019年4月22日に完成作品をキリシタン博物館に搬送して引き渡した。 担当:安藤 雅浩(製作図・塗装、チーム・リーダー)、岩本 和明(船体)、高橋 利夫(船体外装) 佐藤 憲史(艤装)、 瓜生 法男(円材)、川島 壮介、栗田 正樹、高橋 利夫ほかメンバー全員(リギング)、木村 護(帆・旗)、 田中 武敏(材料発注・船台、会計まとめ、大浦天主堂/船の科学館との折衝)各会員 |
2016年 12月28日 |
個人
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米国人からの和船模型の調査依頼 和船に夢中のハイド・ストリート・ピアー・モデル・シップライトの米国人クレア・ヘスから「1/10の和船模型25隻が大田区の郷土博物館に収蔵されていることを日本財団ライブラリーから知った、現在もあるかどうかは判らないが調べてもらえないだろうか」との依頼を受ける。 大田区立郷土博物館で赤道と瓜生、関口の3人でリストに記載されていた25隻のうちの24隻とリスト記載以外のベカ舟製作過程を示す模型3点を撮影。 担当:関口正巳(文責・記録)、瓜生法男(全般)、赤道達也(撮影) |
2016年
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個人 |
個人からの模型「ハーフムーン」修理依頼 当会ホームページを閲覧した個人より、故人となったご尊父が作成されたハーフムーンの縮尺1/50の模型修理について問い合わせがあり、本年4月に開催された第41回展示会の席上で依頼者と修復について打合せ、赤道会員がボランティア精神を発揮して修復作業を行った。 |
2014年 7月30日-8月27日 |
船の科学館 |
船の科学館からの展示模型「HMS ヴィクトリー」修復依頼
展示模型「HMS ヴィクトリー」の修復依頼を受け修復作業。 担当:田中武敏、安藤雅浩、塩谷敏夫、高橋利夫、松原滿、肥田純、赤道達也各会員 |
2012年 9月1日 |
船の科学館 |
船の科学館からの所蔵品「朱印船」修復依頼 同館は、昨年9月から「宗谷」と「ミニ展示場」を除いては休館中であるが、全国各地のミュージアムとのネットワーク事業として、同館所蔵品の貸出を行っている。その一環として鹿児島に貸出される「朱印船」復元模型の修復依頼を受け、バウスプリットの破損等を修復。 訪問日:2012年9月1日(土) 午前11時~午後4時 担当: 肥田純、塩谷敏夫、田中武敏各会員 |
2010年 8月 |
船の科学館 |
船の科学館からの展示模型「軍艦エルトゥールル」の修復依頼 7月28日、船の科学館から「日本・トルコ友好120周年にあたり、これを記念して企画展「海が結ぶ日本とトルコ」~軍艦エルトゥールルの遭難事故より~と題した展示会を開催すべく準備を進めている。和歌山県串本町からトルコより寄贈された同艦の帆船模型を借用してきたが、バウスプリットの索具は全部はずれ、搭載艇も取れそうになっているなど、特に索具の損傷がひどい状況でこのままでは展示に耐えられないので何とか修理をお引き受け頂けないか」との依頼。 訪問日:2010年7月31日 担当:田中武敏、安藤雅浩、肥田純、塩谷敏夫、赤道達也各会員 ・破損の状況を調べ、修復内容などを決める。点検した結果、特にリギング(策具)全般と鉄部の経年劣化、そして艤装品の外れが多くて、触っただけでボロボロになる状況であった。 |