46-17
オセルバー
建造年/年代: | 1860 |
国籍/建造地: | ノルウェー |
縮尺: | 1/15 |
キット/自作: |
Wisløff |
製作者: | 川島壮介 |
製作期間: | 3ヵ月 |
バイキング時代に遡る近隣諸島との交易を通じて、造船業者が集めた知識を何世代にも伝えてきた結果造られてきたボートである。クリンカー・ビルト製で軽く簡単で現代でもレジャー、レガッタなどに多用されている。
「譲ります」マーケットで手に入れた珍しいキットでクリンカー・ビルトで、且つキットの中身が簡単なので面白いと思い製作した。(ただ、クリンカー貼りが上手くいかなかったと思う)
46-18
グラッド・タイディングス
建造年/年代: | 1937年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/24 |
キット/自作: | Model Shipways |
製作者: | 肴倉 忠 |
製作期間: | 8ヵ月 |
原型船は1840年頃までニューイングランドで漁船や貨物船として使用されていた。その後アメリカではレジャー用のボートとして1900年代後半に復活、多数製造された。
原型漁船にレジャー・ボートをイメージして塗装しました。結果は年甲斐もなく派手すぎると家族にはすこぶる評判が良くなかった。
46-19
フェルカ
建造年/年代: | 1887年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/36 |
キット/自作: | Amati |
製作者: | 堀岡長紀 |
製作期間: | 2ヵ月 |
19世紀末頃、イタリアからの移民がサン・フランシスコ湾レイズ岬灯台沖付近で、はえ縄漁に使っていた漁船。東地中海沿岸地方を起源とする漁船は、大きなラテン・セールを持ち湾内の強い風に対しては非常に操船の難しい船であった。
大型船製作時、リギング作業の連続に飽き、一休みしたい気分になり着手した。約2カ月間工作を楽しみ、良い気分転換になった。
46-20
エマ C. ベリー
建造年/年代: | 1866年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/32 |
キット/自作: | Model Shipways |
製作者: | 山口桂一郎 |
製作期間: | 2年 |
米国コネティカット州ノアンクのR.&J. パーマー造船所でジョン・レイサムによって造られ、船長の娘にちなんで名づけられた最も古い現存するスループ型小型漁船である。
長さ39.2ft ビーム14.6ft
内部が構造模型のような作りになっているので、一部をカットモデル風にし修理中のジオラマにした。
46-21
救命ボート
建造年/年代: | 1961年 |
国籍/建造地: | フランス |
縮尺: | 1/40 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 青木 武 |
製作期間: | 1年 |
特徴①船室・機械室・救護室がひとつの箱で船体で覆って保護②棹舵の棹を速度により使い分ける③スクリューは船体の内側に内蔵し保護している。
使用図面:AAMM(仏国立海事博物館友の会)図面
46-22
プリンセス・メイズ
建造年/年代: | 19世紀~20世紀 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/38 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 福田正彦 |
製作期間: | 1年 2ヶ月 |
イングランド南部、タマー川のバージ(重量運搬船)として建造されたが、スコットランドのブロディックで小型帆船に改造したと思われる。イラストから見ると沿岸の定期客船で数人を運んだようだ。
北海道産「エリマキ」という白い木を使いたくて、この船を作った。ジオラマにするつもりだが帆を畳まなければならないので、その前に展帆した状態で展示したかったため、この形になった。
参考資料:Working Boats in Britainのイラスト
46-23
カティ・サーク
建造年/年代: | 1869年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/100 |
キット/自作: |
WoodyJOE |
製作者: | 松本航一 |
製作期間: | 1年8ヶ月 |
この船は1869年に英国のダンバートンの造船所で建造されたティ・クリッパー(快速帆船)です。19世紀初頭から英国では紅茶の人気が高まり、中国、セイロン、インドからロンドンまで茶運搬船で速さを競い合いました。マスト・ヤードの一部に鉄を使った典型的な木鉄交造船です。カティ・サークとは英国の伝説上の妖精が着用した下着のこと。
40年前に妹の家の新築祝いに贈られた1/80のカティ・サークを見て、その美しい姿に魅了され、2作目は迷わずカティ・サークを選んだ。製作中は失敗と補修の繰り返しで、複雑なリギングに苦労したが、完成が近づくにつれ作品に愛着が湧き、楽しみの時間を過ごした。
46-24
マリービル
建造年/年代: | 1886年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/96 |
キット/自作: | スクラッチビルド |
製作者: | 安藤雅浩 |
製作期間: | 1年 |
ミシシッピ川の貨客船として建造された外輪船で、セントルイスから ニューオリンズ間を運航した。主な貨物は綿花と 農産物。船体は水深の浅い航行のため平底型で、ボイラーの蒸気でピストンを駆動し船尾外輪で航行した。1階は木材燃料、ボイラーなど外輪駆動設備と貨物を積載、乗客船室は2階、スタッフは3階船室、操舵室は4階にあった。動力 航行には優れたスクリュー推進が既に実用化されていたが、ミシシッピ川の浅い水深にはスクリューは不向きなため外輪駆動を採用した。鉄道輸送に代わる前のアメリカ経済を支えた船である。
参考資料:Vincenzo Lusci 1963 の図面