43-11
サン・マルティン
建造年/年代: | 16世紀後半 |
国籍/建造地: | スペイン |
縮尺: | 1/90 |
キット/自作: | OcCre |
製作者: | 福本 英三 |
製作期間: | 12ヶ月 |
スペイン王フェリペ2世がイングランドに侵攻するため組織した「無敵艦隊」の旗艦。その艦隊は“アルマダの海戦”(1588年)でエリザベス1世のイングランド海軍に完敗。艦隊の多くの艦船は戦闘よりも、アイルランドを周る帰途の航海で悪天候などにより半数以上が失われ、サン・マルティンも辛うじて帰国した。キットの砲門、窓、ボートなどは金属製なので、できる限り自作した。また、メイン・マストのシュラウドは本数が多く製作に苦労した。
43-12
ハリエット・レーン
1989 | 1857 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/128 |
キット/自作: | Model Shipways |
製作者: | 松下 利夫 |
製作期間: | 1年 |
ニューヨークで建造された密輸取締船(Revenue cutter)
43-13
チャールズ ヨット
建造年/年代: | 1670年代 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | Woody Joe |
製作者: | 屋鋪 一樹 |
製作期間: | 10ヶ月 |
チャールズ2世の時代の英国王室のヨットをモデルとして企画されたキットです。帆船模型教室講師として10ヶ月に亘り受講生と一緒にこの船を製作してきました。極力教科書に忠実に作って見ました。(アップ・グレードも含めて)基本の技法の復習となり貴重な経験でした。
43-14
アロウ
1989 | 1814 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/55 |
キット/自作: | Amati |
製作者: | 松下 利夫 |
製作期間: | 4ヶ月 |
アメリカのガン・ボート。船首と船尾に大砲2門をバランス良く配置して、機動性の優れた砲艦。
43-15
ハリファックス
建造年/年代: | 1774 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/54 |
キット/自作: | Mamoli |
製作者: | 池本 昇 |
製作期間: | 1年6ヶ月 |
本船は最初、郵便船として建造されたが、後にイギリス海軍がこれを購入して、ポーツマスでスクーナー帆装に改装し、大砲を搭載して独立戦争直前の時期にアメリカ東海岸で沿岸警備の任務に就いた。3年ほど以前、会の「譲ります」マーケットでくじに当って購入したもの。帆の上げ下ろしが簡単にできる船であることが解ったが、リギングの下ろし場所がはっきりせず まごついた。船首のアッパーレール等は自作した。
43-16
バジャー
1989 | 1776 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | JoTiKa |
製作者: | 三田村 勝 |
製作期間: | 1年2ヶ月 |
1776年にジャマイカで建造され、アメリカ独立戦争で英国に拿捕され英海軍に編入された。ネルソンが艦長に昇任した時、最初に着任したブリッグ艦とも言われている。スマートな型が気に入り製作したが、先を急ぐあまり製作順が前後したりしたため作業も苦労した。結果は大変不満の残る作品となってしまった。
43-17
ロンビショー
建造年/年代: | 1680 |
国籍/建造地: | フランス |
縮尺: | 1/72 |
キット/自作: | Scratchbuilt |
製作者: | 吉田 哲朗 |
製作期間: | 6年 |
ルイ14世時代の仏の3層戦列艦。1692年、ラ・オーグ沖海戦で、旗艦のソレイユ・ロワイヤル座礁後、長官のツールヴィルは司令長官旗をこの艦に移した。なお、間にある船首像は、ブードリオの他の著作に載っていた同艦の装飾図より作成したもの。カット模型のため横からも手が入り、内部の造作製作がやり易い。また作業スペースも狭くて良いので、工作機械や資料がびっしりの三畳程の工作室で、大型艦を手掛ける苦肉の策である。腕の問題は勿論であるが、主材に使ったブナが経年により、色が濃くなり、材がやや暴れること、塗料のノリの悪さで見栄えが悪くなったのが反省点だ。
43-18
ル・フル―ロン
建造年/年代: | 1729 |
国籍/建造地: | フランス |
縮尺: | 1/48 |
キット/自作: | Scratchbuilt |
製作者: | 井口 修一 |
製作期間: | 5年2ヶ月 |
1729年、オリビエ親子により建造された64門艦。快速で優秀な艦であった。10年以上前に土屋氏の作品を見て感銘を受け、アドバイスを頂き、いつか制作したいと願っていた。ペアーウッド、黒檀、黄楊、ホリーなどの木材本来の色を活かし、図面を忠実に再現することが目標です。
右舷は完成形、左舷はフレームモデルの非対称型の模型。フレームを開閉し船底内を覗けるように工夫した。現在、メインデッキの制作中で、完成まであと何年かかるか判らない。治具の工夫も楽しみのひとつです。