国籍: オーストリア
年代: 18世紀
縮尺: 1/54 製作方法: scratchbuilt
製作: 木村 護 Mamoru Kimura
地中海への出口を求めるオーストリア帝国と同盟を結んだベニスとの連合軍が建造したガレー船で、港や河口の警備に使われた。30本のオールと大きなラテンセイルを装備して、船首には大砲2門を搭載していた。船体は比較的に単純な構造で、艤装も単純で難しいところはなかったが、30本ものオールと漕ぎ手のベンチを同じように製作することに苦労した。
国籍: イギリス
年代: 18世紀
縮尺: 1/50 製作方法: kit キット
製作: 安藤 雅浩 Masahiro Ando
イギリス海軍が沿岸の哨戒、連絡及び偵察などに使用したカッターで、当時多く建造された同型カッターの一隻である。キットは H.I.Chapelle の設計図を基にして各国の海洋博物館のカッターの資料を参考にしながら、この時代のカッターを再現したもの。船名のレゾリューションとは、不屈という意味である。
国籍: イギリス
年代: 1730
縮尺: 1/100 製作方法: scratchbuilt
製作: 牧野 忠孜 Tadashi Makino
イギリス海軍のフリゲート艦。製作は、セネガル社のキット図面プレジデントをベースにして、CONWAY社が出版する模型製作ガイドブックであるアナトミーシリーズのパンドラの図面を参考にして製作した。縮尺を1/100としたので、パーツが小さくなる意、加工はそれなりに苦労した。
国籍: イギリス
年代: 18世紀
縮尺: 1/50 製作方法: kit キット
製作: 星野 元典 Motonori Hoshino
イギリス海軍が沿岸の哨戒、連絡及び偵察などに使用したカッターで、当時多く建造された同型カッターの一隻である。船尾のギャラリーはキット付属の金属部品を使用しないで自作し、舷側の船尾クオーター窓もキットに欠品していたために自作した。その他、大砲の仰角を変える楔の大きさを揃えるのに苦労した。製作過程で、楽しさと苦しさをバランス良く味わえるキットである。
国籍: イギリス
年代: 18世紀
縮尺: 1/50 製作方法: kit キット
製作: 浦村 達也 Tatsuya Uramura
イギリス海軍が沿岸の哨戒、連絡及び偵察などに使用したカッターで、当時多く建造された同型カッターの一隻である。製作では、5枚の帆のミシンがけと、帆の周囲補強のライニングのステッチをつけるのに苦労した。
国籍: イギリス
年代: 1756
縮尺: 1/64 製作方法: kit キット
製作: 三上 裕久 Hirohisa Mikami
1742年にスループ艦として建造されたが、1756年に爆弾ケッチに改造された。この型の艦は、大きな炸裂弾発射する臼砲を2門搭載して、沿岸の要塞などの攻撃用に使用された。製作に当たっては甲板外周のジョグリング張に挑戦した。
国籍: イギリス
年代: 1765
縮尺: 1/16 製作方法: kit
製作: 金子 利夫 Toshio Kaneko
このランチは、乗船、上陸、物資運搬に使用したほか、母艦の錨を投錨するポイントまで運ぶのにも使用された。キットは、外板を平張するようなっているが鎧張りに挑戦した。そのためにフレームと金属部品以外は自作である。フレームを外板の鎧張りの段差に合わせて鋸状にホゾを切り込むことに苦労したが、出来上りはこの頑張りが殆ど見えなくなってしまったことは残念である。
国籍: イギリス
年代: 1765
縮尺: 1/150 製作方法: kit
製作: 根本 悟 Satoru Nemoto
イギリス海軍の栄光艦として今も現役艦として保存されている102門搭載の第1級戦列艦である。1805年、ネルソン提督の旗艦としてトラファルガー沖で当時世界最強を誇るスペイン無敵艦隊とフランスの連合艦隊を撃滅して英国を救った。製作で苦心したのは船底の銅板張りと舷側の塗装である。キットに付属したランタン支柱と柵柱の金属部品が柔らかくて使用できずに自作した。
国籍: デンマーク
年代: 1765
縮尺: 1/75 製作方法: kit
製作: 佐々木 高行 Takayuki Sasaki
デンマークのコペンハーゲン近くの造船所で建造された戦列艦で、デンマーク・ノルウエー連合艦隊の要として活躍した。軍備をフル装備して帆に風を一杯に受けて帆走する姿を表現した。帆布の厚さ、、ロープの太さなどを縮尺に合わせて作りたくて、その作業に苦労した。
国籍: イギリス
年代: 1768
縮尺: 1/60 製作方法: scratchbuilt
製作: 満原 俊博 Toshihiro Mitsuhara
ジェ-ムス・クックが太平洋探検周航の第1回航海に使用した船である。1768年から3年間かけた航海で、南太平洋の未知の島を発見するなど多くの成果を挙げた。直径0.4mm以上のロープは全て自作した。糸を染色した上で自作の糸撚機で撚り上げるのにかなりの時間を要したが、満足がいくロープを作ることが出来た。
国籍: イギリス
年代: 1767
縮尺: 1/64 製作方法: scratchbuilt
製作: 小林 紀雄 Norio Kobayashi
サルタナは、ボストンの造船所でプレジャー・ボートとして建造されたが、その後イギリスに売却されて沿岸警備などの役割を担ったスクーナーである。船体はソリッドモデルの方法製作した。フレームをブレッド&バター方式で重ねて成型後、中をくり抜き構造模型のようにした。フレームを更に薄く削りたかったが、今の私の技量ではこれが限界であろう。
国籍: イギリス
年代: 1768
縮尺: 1/48 製作方法: scratchbuilt
製作: 堀川 洌 Kiyoshi Horikawa
ハリファックスは、当初は郵便船として建造されたが、その後イギリス海軍が買い上げて軽砲を搭載して当時のイギリス植民地であったアメリカの沿岸警備に使用された。構造模型製作の研究のために製作したもので、内部は2重張りし、船室、ベット、調理用ストーブも製作した。
国籍: アメリカ
年代: 1768
縮尺: 1/48 製作方法: kit
製作: 田中 武敏 Taketoshi Tanaka
アメリカの1本マストの私掠船。高速スループ型帆船が進化した船で、マストが大きく後傾していてスピード優先のスタイルである。その姿は優雅で魅入られてしまった。今回は全塗装するために、キットの木材を全てヒノキ材に変えて製作した。また、船台とのカラーコーディネートを工夫した。
国籍: アメリカ
年代: 1780
縮尺: 1/64 製作方法: kit
製作: 奥村 義也 Yoshiya Okumura
アメリカ独立戦争に使用されたブリック型帆船。ブリックは、2本マストの横帆船で、フォアマストに横帆、メインマストに横帆と三角帆(トライセイル)を付けていた。小型船だが、操船のしやすい船だった。
国籍: イギリス
年代: 1787
縮尺: 1/100 製作方法: kit
製作: 井上 雄治 Yuji Inoue
4回も映画化されている有名な「バウンティー号の反乱」の舞台となったイギリス海軍の輸送船。奴隷の食料にするためにタヒチからパンの木を満載しての帰路に反乱が起きた。キットの仕様に飽きたらずに多くの手を入れて作り直した結果、キットで残った物は金属部品と旗だけになってしまい、キットとは何かを改めて考えさせられた。
国籍: イギリス
年代: 1787
縮尺: 1/96 製作方法: scratchbuilt
製作: 奥村 英二 Eiji Okumura
もともとは石炭運搬船として建造されたが、イギリスの植民地支配のために海軍に徴用された武装輸送船。CONWAY社のアナトミーシリーズの図面を基に、初めてスクラッチで製作した。キット製作では経験しなかった全てのパーツ作りに時間がかかり手こずったが、その分製作を楽しむことが出来た。
国籍: イギリス
年代: 1797
縮尺: 1/72 製作方法: scratchbuilt
製作: 塩谷 敏夫 Toshio Shioya
イギリス海軍が建造した1本マストの武装カッターで、カロネード砲12門、カルバリン砲14門を装備した頑丈な快速船である。密輸取締や沿岸警備など多様な機能に使用された。帆に針金を入れて風のふくらみを出し、大砲も自作した。小型で作りやすく、もう1隻製作しても良いなと思わせる良い船である。