年代: 1674 船籍: イギリス
縮尺: 1/64 ウッディジョー
製作者:白井 一信 Kazunobu Shirai
製作期間: 9ヶ月
チャールズ二世の王室ヨット。テムズ川沿いのロンドンタワーはチャールズ二世の住まいで、そこにこの船が舫われていても良かろう。17世紀のタワーの絵を見ると現在も同じ。このためタワーの写真を集め、グーグルアースで大きさを測り、タワーの川沿いの一部を再現した。桟橋上の赤い服の人物がチャールズ二世・・・のつもり。
年代: 1744 船籍: イギリス
縮尺: 1/96 スクラッチビルト
製作者: 梅田安次
製作期間: 3年
米国の模型設計者として有名なハロルド・ハーン氏の図面を使用し、実物の骨組みを再現したストラクチャーモデル(構造模型)。アメリカ独立戦争時に、アメリカ東海岸の防衛強化のために建造されたイギリス海軍のフリゲート艦で、後に英仏戦争に参加し、建造から36年間の長期にわたり活躍した。
年代: 1800 船籍:スペイン
縮尺: 1/24 アンフォラ・モデル
製作者: 関口 正巳 Masami Sekiguchi
製作期間: 2年
初期の潜水艇の断面模型。27回展に出展後、再度レプリカのあるバルセロナ海洋博物館を訪問した。2005年には日本で「モントリオル※のドゥリーム」(※この艇の発明者)と題した訳本が出版され、潜水艇の全容が分った。彼の発想の背景、疑問点が解明され、この艇の素晴らしさを再認識し、改めて前回作品をディテイル・アップした。
年代: 1880 船籍: イギリス
縮尺: 1/96 スクラッチビルト
製作者: 青木 武 Takeshi Aoki
製作期間: 2年
米国ブルー・ジャケット社の図面を使用。308トン、3本マストのスクーナー型貨物船。帆船から蒸気船に移行する19世紀後期、帆船がどのように使われていたかを再現したジオラマ。広さ、スケール感の表現など難しい課題であったが、いくらかでも時代をイメージしていただければ幸いです。
年代: 1890 船籍: フランス
縮尺: 1/35
製作者: 堀川 洌 Kiyoshi Horikawa
製作期間: 6ヶ月
19世紀末頃からブリタニュー地方で使われたロブスター用の漁船。原型はスループやカッターのデザインに基づいているが、個々のタイプは漁の目的に合わせて独特の設計がなされていた。本船は補助エンジンを持ち、ロブスターを捕った後はエンジンを使用して帰港を急いだ。フランスの漁船として全体の色彩バランスに留意し製作した。
年代: 19世紀中期 船籍: アメリカ
縮尺: 1/16 スクラッチビルト
製作者: 岩本 和明 Kazuaki Iwamoto
製作期間: 9ヶ月
19世紀中頃に全盛を極めた米国捕鯨船に搭載されていたキャッチャーボート。「白鯨」にも登場する。モデルシップウエイ社の図面を使用。この船、2回目の製作のため苦労はなかったが、今回は帆を作り、銛手を乗せて動きのあるものにしてみた。船体は檜材のラッカー仕上げ、フィギアはドイツ兵を加工して油絵の具で着色した。