資料でたどるザ・ロープの航跡

ザ・ロープが発足以降の50年のあゆみを会報、作品リスト、HP、ブログなどの資料から10年単位で振り返った年表です。
ザ・ロープの会員数は23年目の1998年に100名を超えます。展示会の出品作品数も拡大を続け、2000年の25回展には「出品数80点...
ザ・ロープはいち早く海外に目を向け、海外同好会との交流を深めてきました。2014年には英語版会報を発行、2016年にはそれまで日本語HPのメニューの一つであった英語コンテンツも独立してHPを立上げ、海外向けの情報発信は質量ともに強化されました。2020年からはコロナ渦で会の活動も少なからぬ制約を受けましたが、中級講座、構造模型製作講座を相次いで開講し、レベルアップを図っています.
2010年代はザ・ロープを取り巻く環境が激変し、新たな対応を迫られた時代でした。ザ・ロープは創立以来、銀座伊東屋からの有形無形の多大な支援を受けていましたが、本店建て替えが決定され、2011年の第36回展からは新たに会場を有楽町駅前の東京交通会館に移しました。研修会場、教室会場なども貸し会議室で対応することになり、さらに2011年に船の科学館も一部休館となり、常設展示場も撤収を余儀なくされました。
1975年に銀座伊東屋の帆船模型売場での仲間の出会いをきっかけにして生まれたザ・ロープは翌年1月に第1回展示会を開催します。手探りの状態で模型を集めて大変な苦労の末、開催に漕ぎつけたときの様子は、出品リストなどからうかがい知ることができます。その後は展示会の毎年開催へ、模索をしながらもあゆみ始めた時期でした。
発足10年を経過したザ・ロープも順調に歩みを進めます。18年目の1993年には会員数も80名を超え、会報『ザ・ロープニュース』を定期発行します。情報の伝達、ベテラン会員の技術の紹介などを通じて、会員の知識・授術の向上をはかり、会員相互および国内外の同好会と親睦交流する機会を得る端緒になれば(栗田善一郎会長)」との狙いですが、いま振り返ると、会の活動の記録はここから始まっているともいえそうです。
 42-27 オランダ海軍省の造艦会議  1:33  坪井悦朗 TSUBOI Etsuro
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