第50回ザ・ロープ帆船模型展 (5/5)

THE ROPE 50TH ANNUAL SHIP MODEL EXHIBITION 2025



50-47

黒船 (サスケハナ)

高成田 潔

年代 1850年  
船籍 アメリカ  
縮尺 1/96  
キット 自作  
製作期間 4年2カ月  

1853年浦賀港に来航した4隻のペリー艦隊の旗艦。船名は米国ニュー ヨーク、ペンシルベニア、メリーランドの3州にまたがる川の名。炸裂弾を備えた最新鋭の蒸気帆船で、日本遠征の後、地中海艦隊、南北戦争では北軍艦として使用された。日本では有名な黒船だが資料は少なく、僅かな絵や写真、文献などを基に研究、製作した。最新式のダールグレン砲、それを移動させるレール、砲撃時に使用する可倒式のブルワーク、左右の外輪、吸気と排気の煙突などの表現に苦心した。

50-47

 USS Susquehanna

TAKANARITA Kiyoshi



50-48

ヨット・アメリカ

青木 武

年代 1850年  
船籍 アメリカ  
縮尺 1/96  
キット 自作  
製作期間 4年2カ月  

ロイド島(イギリス)一周のヨットレースで優勝し、現在の世界最高の ヨットレースに成長したアメリカンズ・カップの原型となったヨット。

 

 

50-48

 Schooner Yacht America

Schooner Yacht America



50-49

ブラックパール

大橋 洋二(一般参加)

年代 18世紀  
船籍

 
縮尺  
キット アシェット  
製作期間 2年  

アシェット・ジャパンから発売されていた「伝説の海賊船ブラックパール号を組み立てよう!」は、2011年発売、全101号で構成され、各号の組み立て手順は詳細で初心者でも取り組みやすい。ジャック・スパロウが語る「自由を求める」という彼の信念はこの船に現れている。会社員勤めのため、週末の作業で2年ほどかかり完成は2018年。映画の魅力と重なるが、海賊船らしく夜間では海の闇と一体化する黒い船体、装飾とデザインに威圧感があり、芸術的で美しいのが魅力と感じた。甲板上にはフィギュアを並べた。

50-49

Black Pearl

OHASHI Yohji



50-50

ソブリン・オブ・ザ・シーズ

野路 日出男(一般参加)

年代 1637年  
船籍 イギリス  
縮尺 1/78  
キット セルガル  
製作期間 3年6カ月  

チャールズⅠ世の時代に史上最も豪華な船といわれ、時代を250年先取りしたと言われた船である。「海の帝王」と名づけられた。60年間活躍し、敵対国オランダ海軍からは「黄金の悪魔」と恐れられた。友人が20年前に購入し、製作途中で急逝してそのままになっていたキットを譲り受けた。幸い図面と金属金具が残っていたのでキール、フレームの切り出しからスタートして、資料を探しながら作成。船体の塗装は初めてで白井一信さんの参考書を教本にして挑戦、船体の雰囲気がとても良く、3年半没頭できた。

50-50

 Sovereign of the Seas

NOJI Hideo



50-51

サルタナ

サンド パトリック(一般参加)

年代 1767年  
船籍 イギリス  
縮尺 1/64  
キット Model Shipways  
製作期間 2年5カ月  

ボストンで建造されたガフ艤装のスクーナーで、民地沿岸のパトロール、課税徴収用途で英海軍に編入された。1768年アメリカに戻り、ボストン-チェサピーク湾間のパトロールで活躍した。帆船特有のプランク貼りのキットで、板張りや艤装の技術を学ぶことができた。また、ビナクル、ポンプ、ビットなどの金属部品は作り直し、クルミ、ツゲ、マツ等の木材加工や、船首に沿った湾曲に使用したポリマークレイの使い方等にチャレンジした。爪楊枝による甲板のトラネルや手すりの支柱、和紙を水に濡らして形作ったリアルな旗等、スキルアップもできた。

50-51

 HMS Sultana Colonial Schooner

Patrick Sand



50-52

フィンランドのヨット

小久保 宏恭

年代 1850-1960年  
船籍 フィンランド  
縮尺 1/40  
キット 不二美術模型  
製作期間 4カ月  

北ヨーロッパの沿岸漁船。学生時代に初めて作ったキットである。浅草の仲見世を歩いていてふらりと入った模型店で購入。残念ながら、既にメーカーも模型店もない。リギング等は補修したがほぼキットそのままである。国産の本格的な木製帆船キットだと思う。

 

 

50-52

 Yacht in Finland

KOKUBO Hiroyasu



50-53

ロバート・E・リー

松下 利夫 

年代 1866年  
船籍 アメリカ  
縮尺 1/150  
キット Amati  
製作期間 10年4カ月  

ミシシッピ川で航行した蒸気機関船。外輪を駆動し、河川汽船として世界最速船の座に就く。1870年ニューオーリンズとセントルイス間レース(750マイル)に3日18時間14分で走り抜け、勝者となった。乗客のほか、綿花、木材等を搭載していた。

 

 

50-53

 Robert. E. Lee

MATSUSHITA Toshio



50-54

イストリアのブラゴッツォ

関口 正巳 

年代 1882年  
船籍 アドリア海北部海域  
縮尺  
キット Amati(キットを改造)  
製作期間 5カ月  

イタリア・AMATI社のキットTrabaccoloを作り始め、船体を組み立てた段階で、この船体はTrabaccoloではなく,同じアドリア海の漁船Bragozzoであることに気が付いた。このキットは加えて縮尺の表記がない。気が付いた理由はキットの船が平底船仕様だったことだ。Bragozzoはラグーンで操業するため平底仕様である。キットのTrabaccoloを洋上模型として仕上げる手もあるが、悩んだ末、比較的に矛盾の少ないBragozzo仕様で製作を続けた。 伊東屋が帆船模型から撤退するときにまとめ買いしたキットの一つ。買い置きキット消化のため。

50-54

 Bragozzo Istriana

 

SEKIGUCHI Masami



50-55

五大力船 

田中 武敏

年代

17-19世紀

 
船籍 日本  
縮尺 1/50  
キット 自作  
製作期間 1年  

江戸近辺の海運に用いられた海川両用の貨客廻船で、長さ約20m積載量15トン前後の中型帆船。船名の語源は「五大力菩薩」からという説がある。船の特徴は①喫水が浅く船体の幅が狭い構造で、海から直接河口に入り河岸に横付けできた。②海では帆走、河川では棹を使用するために舷側に棹走り台が設けられていた。東京湾で江戸時代から活躍した和船(五大力船)に関心を持って、各地の博物館を訪ねて資料収集し、図面起こしから始めた。不明な点は江戸木造和船細工師の中山幸雄氏に教授いただいた。材料は、ヒノキ材とケヤキ材。稼働する差し板などをご覧いただきたい。荷物(米俵、薪、藁、樽など)の製作には苦労した。

50-55

 Godairiki-bune 

TANAKA Taketoshi 



50-56

ヴェネチア、サンジョルジョ島を望む (ペン画)

福田 正彦

年代    
船籍    
縮尺    
キット    
製作期間    

会員の中川宏人さんの許可を得て、その写真のモチーフを拝借したペン画。写真と絵の違いを痛感させられた。写真は、撮影者の意図で構成されているが、細部は変更できないという制限がある。一方同じモチーフでも、絵画は描き手の意思で絵画を構成できるという違いがある。本来ならばもう少し自由に構成できただろうと思うのだが、どうも中途半端になったのではないかと、その点は大いに反省している。

 

 

50-56

 

FUKUDA Masahiko



50-57

セントロッホ 

山室 啓介

年代  1928年  
船籍 カナダ   
縮尺 1/72   
キット Billing Boats   
製作期間 1年   

王立カナダ騎馬警察に所属する極地警備船(スクーナー)で1928年にバンクーバーで製造された。1940年に北西航路をハリファックスまで航行し、1944年にはバンクーバーまで逆に航行、史上初めて北西航路を往復した船となった。1950年にはパナマ運河経由で太平洋と大西洋の間を航海し、北米大陸を初めて周回した船となった。船体の構造材の大部分は北米産ダグラスファーだが、外板には強靭なオーストラリア産ユーカリを用いており、北西航路の航海において、押し寄せる海氷の圧力に幾度も耐え抜いて航海を達成したところに魅力を感じた。

 

50-57

 St. Roch

YAMAMURO Keisuke



50-58

ダウ サンブク型

栗田 正樹 

年代  19-20世紀  
船籍 アラブ首長国連邦  
縮尺 1/50  
キット Corel(キット改造)  
製作期間 1年   

ダウはインド洋海域の商業ネットワークを支えた木造船で、西アジア、インド亜大陸、東アフリカの沿岸で活躍した。サンブクは最も発展した近代のタイプ。ドバイ博物館で展示されている実物大の復元船を見て大変な刺激を受けて製作意欲が出た。復元船ではヤードが省略されておりリギングの取り回しがさっぱり分からず、コーレルのキット付属図面を参考にした。キールとフレーム部材以外は自作で、材料も別途調達した。船首部分と船尾構造物などでキットを改造した。

 

50-58

  Dhow Sambuk

KURITA Masaki



50-59

日本丸

霞  崇  

年代  1930年  
船籍 日本  
縮尺 1/160  
キット Woody Joe  
製作期間 3年8カ月   

找が国における船員教育は一貫して帆船実習が課せられ、1930年に日本丸が建造され運行管理は航海訓練所が当たった。第2次世界大戦を経て戦後いろいろな苦難を乗り越え1984年(昭和59年)に引退するまでの54年間に地球の赤道上を約57周距離を航行し、その後、横浜市が受け入れ現在に至っている。模型は、横浜のメモリアルパークに係留されている船を基にウッディジョーの1/160新日本丸を改造して製作した。

50-59

 Nippon-maru

KASUMI Takashi



50-60

コンチキ 

戸田 インゲボルグ

年代  1947年  
船籍 ノルウェー  
縮尺 1/18  
キット Mantua  
製作期間 10カ月   

ノルウェーの人類学者、トール・ヘイエルダールらによって1947年に建造されたマストとキャビンを持つ大型の筏。子供の時にヘイエルダーがペルーからポリネシアまで筏で航海したことを知り、以後に航海史と人類学に興味がある。コンチキ号模型を見つけて、当時を想像しながら製作を始めた。

 

 

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 Kon Tiki

TODA Ingeborg



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ブルーノーズⅡ  

富田 俊春

年代  1964年  
船籍 カナダ  
縮尺 1/75  
キット ArtesaniaLatina  
製作期間 4カ月   

カナダの伝統的なレースを始め、出場した全レースで優勝を収めたことから、別名「北大西洋の女王」とも「カナダの伝説」とも呼ばれる名船。ヨット造りはどのようなものか、お試しで作った!

 

 

50-61

 Bluenose II

TOMITA Toshiharu



50-62

チャールズヨット  

高津戸 智史  (帆船模型教室)

年代  1674年  
船籍 イギリス  
縮尺 1/64  
キット Woody Joe  
製作期間 10カ月   

定年後の趣味として帆船模型製作の基礎を学びたくて、ザ・ロープの帆船模型教室に参加。先生の丁寧なご指導に従い、完成することができた。本物に近づけるリギング製作などを学び、帆船模型の奥深さを感じた。今回展示品の自己評価は、不満な点は多くあるが、次の作品への期待を込めて及第点を与えたいと思う。

 

50-62

 Charles Royal Yacht

TAKATSUTO Satoshi



50-63

チャールズヨット  

中山 和己 (帆船模型教室)

年代  1674年  
船籍 イギリス  
縮尺 1/64  
キット Woody Joe  
製作期間 10カ月   

ザ・ロープの展示会を見て、帆船模型の美しさに魅了された。自己流で 作ってはみたものの、基礎知識やスキルがないため限界を感じ、帆船模型教室に参加。苦労した点は、船首部分の補強材の加工がうまくできず何度もやり直したこと、ロープワークや滑車取り付けにおける端末処理がきれいにできず、四苦八苦したことが挙げられる。将来は誰が見ても美しいと言ってもらえるような帆船模型を作ってみたい。

50-63

 Charles Royal Yacht

NAKAYAMA Kazumi



50-64

チャールズヨット  

蒲 康夫  (帆船模型教室)

年代  1674年  
船籍 イギリス  
縮尺 1/64  
キット Woody Joe  
製作期間 10カ月   

帆船模型教室での選定船舶であるが、自分なりのアレンジ、改良を 行っている。帆船は、全体的に汚れを表現するためにウェザリングを行い、また、船体内部、外部、マストをLED照明により、リアル感を表現したつもりである。

 

50-64

 Charles Royal Yacht

KABA Yasuo



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チャールズヨット  

堀越 裕二 (帆船模型教室)

年代  1674年  
船籍 イギリス  
縮尺 1/64  
キット Woody Joe  
製作期間 10カ月   

作品展を観て、一度製作してみたいと思っていた。ホームページを閲覧したところ、本教室があることを知り、応募させていただいた。すべて初めての経験でわからないことばかりであったが、少しは形になったかなと思っている。

 

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 Charles Royal Yacht

HORIKOSHI Yuji




 42-27 オランダ海軍省の造艦会議  1:33  坪井悦朗 TSUBOI Etsuro
42-27 オランダ海軍省の造艦会議  1:33  坪井悦朗 TSUBOI Etsuro