2023年11月度（2023年度第3回）研修会のご案内

 ❶ 木像彫刻を作る 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　13:00～13:50 　 　   ID78   加藤史郎　

《要旨》

研修会では「船に限らず多方面の趣味について語ってもらいたい」とのことで、これまで30年近く帆船構造模型を作ってきましたが70歳より木像彫刻を始めて６年目の新参者ですが、ご紹介させていただきます。

彫刻に興味を持ったきっかけは、帆船模型の黄楊で作る船首像や船尾などのレリーフがとても品があって美しく、それまで美術展での裸婦像など悪趣味と興味がありませんでしたが、とても美しく素晴らしいことに気が付きました。

具象彫刻の人物像は、誰が見ても解るものですが、個性・精神性・

内面性・緊張感・ドラマ性など奥の深いものですので、それに挑戦

しています。

❷ シカゴのデッドアイ・クラブ、アッシュレー・ブックのイラストー帆船艤装の理解のために

 14:10～15:00　 　ID108    瓜生法男　

《要旨》

米国同好会ノースショア・デッドアイが発行している‟Deadeye Tips‟（模型製作ヒント集）はイラストがほとんどで、我々日本人　モデラーにも分かりやすく、帆船艤装関連のイラストは約170個　あり、図解を中心に説明します。

旧会員が書き溜めたニュースレター上のイラストや、ジョージ・キャンベル著のJACKSTAYやウルフロム・モンドフェルド著Historic Ship Modelsに掲載されている著作権切れのイラストも含みます。

ロープの結び方、その端末処理、セールへの取り付け、滑車、滑車装置、コイル処理、バケツ、樽等の艤装、艤装品等のイラストは ”The Ashley Book of Knots” を参照し、その代表的なイラストを載せています。

❸ チリ海軍エスメラルダとその製作

     　　　　　　　　　  15:10～16:00 　　ID193    高成田潔　

《要旨》 

チリ海軍にとって「エスメラルダ」は特別な思いをもった艦名で、今回の練習船は6世のエスメラルダです。そんなエスメラルダ１世からの歴史、2019年に晴海ふ頭で乗船したこと、模型製作にあたって実物があることによる製作苦心談、さらに第48回展出品から半年をかけて大改造をしたことなど併せてお話しさせていただきます。