第26回ザ・ロープ帆船模型展 (5/5)

Photo Gallery of the ROPE 26th Annual Ship Model Exhibition 2001


26-60

ラ・クローン La Couronne

 

1693年

フランス

1/98

マンチュア社

砂澤正昭(一般)

 

帆船模型にとりつかれ丸2年、アンフィオンに始まり7隻目のラ・クローンという次第。かつての猛烈社員時代の修正が抜けず、2年間という短期間に6隻もの超特急制作。7隻目はらくらくローンという次第で、特に苦心談といえるものはないが、あえて探せば、いかに丁寧に作るかに執心した。

 

 

 



26-61

ロイヤル・キャロライン Royal Caroline

1749年

イギリス

1 / 47

マンチュア社

三上裕久(一般)

 

これまでのサ・ロ ー プ展で同船を何度も見かけているが、比鮫的白木作りのままのものが多いので、濃いめの茶色を所々アクセントに使ってみた。キットにはない帆を作ってみたが、リギングの詳細や省路法の資料がなく、勝手な判断でやってみたので間違いがあるかもしれない。



26-62

グレーテル Gretel

18世紀中頃

スウェーデン

1/54

マモリ社

彦澤正明(一般)

 

第 6 作目の作品。新潟から手持ちで上京できるよう、小型の本船を選んだが、小さな割には船首他の外板張りに苦労した。フットロープやフープを付けたり、キャビンのドアに葉巻の包装木皮を使ったりとそれなりに工夫してみた。また、ピルジボンプを配してみた。帆の縫製は、全て義母にやってもらったが、感謝と共に、内心忸怩たる思いが残る作品である。

 



26-63

ユニコーン Unicorn

1768年

イギリス

1/75

コ ー レル社

木村護 (一般)

 

本船で 9 隻目であり、本格的な軍艦への挑戦として、2 層構造のフリゲ ート艦を選んだ。図面と手順書の一部不整合があり、特に砲門の開口部分は試行錯誤の結果、図面を基本に製作した。全体に統一性のある工作・加工ベルを維持することに努めた。船尾の窓や装飾が金属製で実感に乏しかったので、一部転用しつつ作り替えた。また、ポンプなどの艤装品も作り直した。暑い夏には根気もなくなり、結局約 2年の製作期間となった。



26-64

ビーグル Beagle

1817 年

イギリス

1 / 64

マモリ社

赤道達也 (一般)

 

伊東屋帆船教室で、奥村先生ガら本船の図面をいただき、帆を作ることに眺戦した。キットは帆なしの 3 本ヤー ドだが、トップギャランヤードを付加し、 12 枚の帆の形を調整するのに苦労した。ボ ー トも縮尺に注意しながら、 2 本のマストやオールを製作した。テッキの下も見にくいながら 3 つの部屋や階段を作ってある。作者の楽しみの一つです。



26-65

サー・ウィンストン・チャーチル

Sir Winsron Churchill

1966年

イギリス

1/75

イマイ社

横山恭彦 (一般)

 

英国 STA ガ民間の青少年のために建造した鐘鉄製練習用。現在も活躍している。仕上げが塗装勝負のめ、塗装に始まって塗装に終わったといってもよいほど苦労を重ねたが、まあまあの仕上がりと自分では満足している。ディテイルアップも、各種沿具を作って製作出来るだけのことをしたつもり。ロ ー プ張りの説明が私にとっては難解で、理解するのが大変であったが、当会会員の小林様、西明様のご指導をいをだき、何とか完成し感謝の気持ちでいつばいです。


特別出品


2000年度マリナーズ・ミュージアムにおけるコンテストの入賞作品

 

5年に1回、米国バージニア州のマリナーズミュージアムで開催される船舶模型展示会コンテストで、金森氏製作のミニチュア模型「ヒヤシンス」が銀賞、同「カサフェゴ」が銅賞というダブル受賞の栄冠を獲得されました。これを記念し、両作品を特別展示していただきました。



26-66

ヒヤシンス La Jacinthe

1825 年

フランス

1 / 192

スクラッチピルト

金森弘一 (会員)

 

何とも小さくて、よく見えないガもしれませんガ・・・ロ ー プは、推定百径 0.015 ミリのナイロンファイバ ー を 3本撚り合わせて 0.03 ~ 0.2 ミリの 5 種類の太さのものを作り実物の船の尺に近いものを使用した。滑車は他・の不部と同じく、ツゲ材を使用し、一番小さいものはツグ棒の 0.4 ミリの面に、 0.2 ミリの穴を開け、長さ 0.7 ミリにカットした後、特性のクリップに固定してサンドベ ーパ ー で仕上げた。また大砲や舵のヒンジは真徽や銅の線、あるいはそれらの板で製作し、黒染めの薬品処理をしてある。さらに甲板や外板の釘、約 2 , 000 本は直径 0.2 ミリのナイロン線を染色して使用した。



26-66

カカフェゴ Cacafuego

スペイン

1 / 360

スクラッチピルト

金森弘一 (会員)

 

ヒヤシンスと同じく全ての部品を原材料ガら加工して製作した。ロープ

は女性のストッキングならナイロンの単繊維を取り出し、これを自作のロープ撚り機で撚って作っをもの。不部は大部分かンゲ材で、その他黒や工リマキ等も使用した。精密加工するために、卓上用の丸鋸と機械鋸を自作した。またベル(金メッキ)やランタン、大砲は小型の卓上旋盤で削り出した。別置きの人形は寸法の実感を得るために配置したもので、手に持っているのは実寸 3 メ ー トルの物さしです。



 42-27 オランダ海軍省の造艦会議  1:33  坪井悦朗 TSUBOI Etsuro
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