Photo Gallery of the ROPE 26th Annual Ship Model Exhibition 2001
26-30
武装大型艦載艇
1803年
1/16
パナルト社
三田村勝 (会員)
一般的な帆船とは違ったものも手掛けてみたくてランチを選んだ。構造は簡単そうだが、外板も 3 枚張りとか、各装備品一つひとつを今まで以上に丁寧に行ったつもりなので、当初目論んだ以上に製作時間が掛かってしまった。艦載大型ボートに小型の大砲を装備することは、帆船時代を通じて各国で行われていた。戦時には本船周囲のパトロールなどのほか、奇襲作戦や上陸作戦など、結構華々しい活躍をした。
26-31
キャティ・オブ・ノーフォーク
Katy of Norfolk
アメリカ
1 / 48
モデルシップウェイ社
小野原達雄 (会員)
模型としては小型でシンプルであるため、単調にならぬよう何とか見せ場を作るべく留意するが、思うようにいかない。金属部品は極力木製に作り直した。最も悩んだのは船体の配色。ラッカ ー で色付けすべきが木色を活かすべきか。結局、染色しオイル仕上げとしたが、もう少し明るく派手であった方がよかったかなどと、反省しきり。
26-35
エクセル・トールセン
Axel Thorsen
ノルウ工 ー
1 / 48
スクラッチビルト
竹内久(会員)
ノルウェーは1814年2月から10か月間、独立していた。その時の旗を掲げたガンボート。船首尾にカノン砲を搭載、各々船首または船尾方向に撃つことができるが、旋回し舷側方向にも撃てた。その時には舷の手摺を外す。帆装はスクーナー。バウスピリットは大砲との関係なら特殊な形式である。比較的狭くて水深の浅いバルト海では、このような小型・軽快なガンボートが多用され、小艇よく大艦を襲った。模型は昨年の米国コンべ出品を目指して作ったが入院・手術のため参加できなかった。
26-36
ビーグル
Beagle
1817 年
イギリス
1 / 64
マモリ社
奥村義也 (会員)
1817 年 2 本マストの英国軍スクーナーとして建造、1813 年ダーウィンが探検航海に使用するにあたりこの姿に改装された。ダーウィンは帰港後「種の起源」を発表、またその後「進化論」発表し、世界の注目を集めた。ピ ーグルは全 5 回の出動命令を受け、 1870 年その輝かしい生涯を閉じた。伊東屋の教室の教材として製作したが、キットのキール、フレーム、甲板の修正に思いのほか時間を費やした。リギングの太さなど、全体のバランスは巧く仕上がったと思う。
26-38
チャールズ W. モーガン
Charles W. Morgan
1841年
アメリカ
モデルシップウェイ社
田中武敏 (会員)
1921 年に引退するまでの80年間に37回の航海を行い、世界7つの海から鯨猟、鯨油などを水揚げして 140万ドル以上の利益を上げた。同船はコネチカット州ミスティックシーポート博物館に現存する唯一の捕鯨船として展示されている。このキットは詳細な図面がある反面、使用素材が柔らかく使いにくく克服に時間を要した。また甲板上の構造物には出来る限り凝ってみた。製作と平行して、捕鯨船の航海の様子を知ろうと、博物館発行の同
26-39
フライング・クラウド
Flying Cloud
1851年
アメリカ
1 / 96
マモリ社
永田研三 (会員)
ゴールドラッシュの時代、本船はニューヨーク、サンフランシスコ間の容船として活躍、同航路88日 22 時間の記録を打ちたてた。同航路の帆船は難所のホーン岬を回ることからホーンクリッパーと呼ばれたが、 1914 年パナマ運河開通によりその使命を終えた。キットの船体は不正確なため、船体の線起こしから始まった。すべてのマストにつくラットライン(縄梯子)は長く単調な作業が続いた。また船首像等キットの金属部品は使わず、 1ヶ月以上かけてほとんど自作した。
26-41
ブリタニア
Britannia
1893年
倉谷恭平
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