43-01
ダイアナ
建造年/年代: | 1794 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/85 |
キット/自作: | OcCre |
製作者: | 志村 健次 |
製作期間: | 5年6ヶ月 |
イギリス海軍アルトワ級38門艦、1794年に進水し長い期間に亘ってパトロールや護衛の任務に就いた。子供が留学の帰途に持ち帰った物です。親の介護の合間に製作、後戻りできない失敗を何点も残す結果となりました。長い趣味歴に、本船も時代の記憶が深く刻み込まれました。船として重大な欠陥が何か所もあります。お気づき下されば幸いです。
43-02
プライド・オブ・ボルチモア Ⅱ
1989 | 1989 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | Model Shipways |
製作者: | 塩谷 敏夫 |
製作期間: | 1年 |
アメリカ・ボルチモア地方で作られた快速帆船で、スマートな船体に極端に後傾したマストが特徴です。このタイプは1800年初期の米英戦争で多数使われ、1977年にこのレプリカを建造したが、嵐で沈没したため、1989年に再度復元し、今日に至っている。6枚の精密な図面と資料、レーザー・カットされた質の良い材料で作り易いアメリカ製のキットです。インターネットで実物の画像と図面を比較しながら作ると面白い。大砲は自作した。
43-03
ル・ウサール
建造年/年代: | 1845 |
国籍/建造地: | フランス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 瓜生 法男 |
製作期間: | 2年6ヶ月 |
ブリガンティン形式のフランスの小型軍艦。当時は画期的な旋回可能な砲台を備え、船首・船尾の舷側が開く構造。本船の資料が殆どなく、推定で製作した部分も多くある。船体はチーク材を自作製材し、使用した。曲げ加工が難しかったが、美しい半光沢が出た。甲板に一隻、船尾舷側に二隻、計三隻のボートを装備している。これらボート作製の資料を色々な方の情報、お知恵をお借りし、出来るだけ忠実な模型製作を心掛けた。セールを後付けした為に工作上の難易度および時間が増したが、結果に満足している。
43-04
エセックス
1989 | 1799 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/76 |
キット/自作: | Model Shipways |
製作者: | 梅田 安次 |
製作期間: |
1799年に建造され、アメリカ商船をフランスの私掠船から保護するのが任務であった。米英開戦後、1813年に18隻のイギリス捕鯨船や商船を捕獲し大きな損失を与えた。1814年イギリス海軍と交戦し長射程の砲撃で大きな損失を受け降伏した。
43-05
H. M. S. ペガサス
建造年/年代: | 1766 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | Victory Models |
製作者: | 作田英二郎 |
製作期間: | 1年1ヶ月 |
この艦は6等級艦、スワン級シップ帆装スループで、1776年12月に進水した。当時、フランスとの長引く戦争により経費節減を迫られた海軍本部は装飾類を最小限とするよう命じたが、本艦はその直前に建造され例外的なほど装飾が施されている。この級は砲列甲板29.7m、排水量300t、砲16門、旋回砲16門、乗員125名が乗り組んでいた。主に船団護衛と公文書急送の任務に就いていたが、就航期間は短く1777年10月に浸水沈没した。ペガサスの原図は存在しており、このキットはその図面に基づいている。2作目として装飾とリギングの美しさに魅かれてこのキットを選んだ。出来栄えには、初級者としては満足している。
43-06
コンヴァルジョン
1989 | 1804 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | JoTiKa |
製作者: | 肴倉 忠 |
製作期間: | 5ヶ月 |
1799年に建造され、アメリカ商船をフランスの私掠船から保護するのが任務であった。米英開戦後、1813年に18隻のイギリス捕鯨船や商船を捕獲し大きな損失を与えた。1814年イギリス海軍と交戦し長射程の砲撃で大きな損失を受け降伏した。
43-07
バシリスク
建造年/年代: | 1740 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/80 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 三木 克哉 |
製作期間: | 1年8ヶ月 |
ボムケッチは17世紀後半にフランスで発明された陸上要塞や港湾施設に高い仰角で炸裂弾を撃ち込むための臼砲を備えた特殊艦。フランスで発明された新兵器の常で、18世紀には英国で多数運用され対仏戦に活躍した。ホーンブロワーなどの海事小説にも登場し、操船の難しい艦種で艦隊のお荷物として表現されるが、逆にその特徴的な艦種が魅力。名称の可愛らしさもあって製作したくなった。イタリアのキットを制作すべく購入したが、精度に不満でスクラッチになった。NMM(英・国立海事博物館)のAlderneyの図面を基に姉妹艦の名前が気に入ったBasiliskとして制作。図面も資料もない分自由に制作できた・・・と思う。
参考文献 "The Bomb Vessel", "Anatomy of the ship"GRANADO"
43-08
グラナド
1989 | 1742 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | Victory Models |
製作者: | 中川 宏人 |
製作期間: | 1年7ヶ月 |
イギリスの臼砲艦(カロネードやカノンではなく臼砲を主兵装とする木造帆装軍艦、bomb ketch(ボム・ケッチ)またはbomb vessel(ボム・ベッセル)と呼ばれる)。臼砲艦は1681年フランスで考案され、その後イギリスやオランダに伝わり、その形式も固定型から回転砲架に改良された。臼砲の目的は沿岸の城郭や要塞への攻撃で、砲弾が高角で発射され弾道は高く、命中精度は低いが目標が城塞なら問題なかった。今回「臼砲」という珍しい大砲に興味を持ち作った。2本マストなのでリギングが楽ではと思っていたが、意外に時間を取られた。砲車やポンプはキットのものは使わず、自作した。
43-09
ソブリン・オブ・ザ・シーズ
建造年/年代: | 1637 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/78 |
キット/自作: | Mantua Sergal |
製作者: | 土屋 勝司 |
製作期間: | 1年 |
英国王チャールス1世により1637年建造の100門艦。敵艦隊から「黄金の悪魔」と呼ばれ恐れられた。あまりにも豪華だったため、膨大な建造費が掛りその重税により反乱が起こり、チャールス1世は民衆により処刑された。キットをベースにしながらオーバー・スケールの個所は極力訂正した。また、リギングは当時の資料により追加した。
43-10
バイキング船
1989 | 9世紀 |
国籍/建造地: | ノルウェー |
縮尺: | 1/50 |
キット/自作: | Amati |
製作者: | 渡辺 愃二 |
製作期間: | 6ヶ月 |
8世紀半ば、財宝を求めてスカンジナビア半島から出航したバイキングは、300年に亘ってヨーロッパ各地へ進出した。海路・水路に詳しい知識を誇る彼らは、アフガニスタンからカナダまで現在の37ヶ国に及ぶ地域を訪れたとスウェーデンの考古学者は話す。活発に交易を行なった彼らは中国の絹をまとい、イスラムの銀貨を大量に入手。ヨークとキエフに都市を建設し、アイスランド、フランスでも多くの地域を占領、グリーンランドと北米にも拠点を築いた。この船の特徴の外板のクリンカー貼りに気を使って作成。フレーム・ピッチをキットの1/2にし、より実船の甲板に似せた。